2019年10月2日水曜日

マウス研究のための機器開発(15年以上前)

賢いマウスと格闘していた頃の昔の話


 動物実験を通じて医科学の進歩が促されるのは事実である。しかし、研究者の中には動物愛護の気持ちが強く、上司に促されても、どうしても動物実験が出来ない感受性の豊かな人たちもいた。私の場合、すでにラットを使用した実験に、10年近く手を染めていたこともあって、その点は麻痺していて、マウスを使用した動物実験に移ってからも、行動薬理学的研究を続けていた。
 ただ、しばらくしていくつかの疑問がわいていた。
1 夜行性動物のマウスの実験なのに、人の都合で昼間に実験をするのはおかしい。
2 記憶研究として電気ショックや水浸実験といった侵害ストレスばかりするのはおかしい。
3 ストップウオッチとメモを持って、目視観察し続けるのは非効率的な手法である。

マウスの主な行動時間帯である夜間に、自動観察できる装置、侵害ストレスでなく報酬を与える実験を考えた。当時は大学発ベンチャーを奨励する大学の方針もあって、行動薬理試験機器の開発に踏み切った。


マウスを水に溺らせたり、足裏に電気ショックを与えたりの侵害ストレスでなく、常時個室在住で、自然と餌探し課題となる環境を作り、マウスの移動軌跡を赤外線センサーでモニターした。
マウスは隠れ家が好きなので安全な隠れ場所も作った。
原理はこの通りで、機器の箱物を設計してみた。
 
 
閑話休題














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